高くならないと買わない人間の心理


銀が20ドルの時は販売窓口に1人しかいません。
79ドルになった時には100人以上が並んで買おうとしています。
おそらくこれは誰にでも当てはまりそうで、現に私もそうです。
20ドルの時から買ってはきていますが、50ドルを超えてもっと欲しいと思うようになりました。
おかしなものですね。
日本でも銀座の銀販売店には朝から行列ができている、ということです。

過去の銀の高騰は2度ありましたが、それらは2度とも証拠金引き上げによってポシャっています。
1980年のハント兄弟も 紙の契約でロング/買いたてしており、証拠金をあげられた、しかも連続5回も続き相場は暴落しました。
2回目も同じで暴落しましたが、今回は全く違うことになりそうです。

1日で10%も上昇したことはなく、70ドル近辺でショートしていたヨーロッパの銀行は軒並み大変な含み損になります。潰れるかもしれません。(アメリカの銀行は買いに回りました。)
今回のCOMEXの証拠金引き上げはそれらのショート勢の精算目的という話がささやかれています。
持ち続けても生産しても大きな損害が空売り筋には発生します。
中国は1月から銀の輸出をほぼ停止します。アメリカも停止するかもしれません。
来年は持つものと持たざるものの決定的な逆転が起こりそうです。

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