銀は1日で1ドルの値上がり、今までの タガが外れたのか?


上は6月6日(今日)、したは6月5日(昨日)の価格です。
銀は1日で1ドルの値上がり、昨日35.23ドル、今日36.23ドル。
2013年以来、30ドルを超えないように、超えないように操作されてきた銀が、それを超えた瞬間から堰を切ったように上昇を始めています。
銀価格の上昇を許してしまえば、工業製品全てが生産できなくなる恐れがあり、世界中が上昇を抑えてきました。
古くはハント兄弟の銀の買い占め、ウオーレンバフェットの買い占め、という2大買い占めによる高騰がありましたが、いずれも政府によって阻まれてきました。
またイメージ的にも銀は黒ずむし、あまり価値のないものとして扱われてきました。
ただ、ここに至って信用による詐欺的な紙幣の印刷、というビジネスモデルが終焉を迎えるに当たって、その代わりとなる金銀担保の通貨制度しかあり得ない、という流れになっています。
各国の国債や印刷紙幣が紙屑になる歴史的な瞬間に私たちは立っています。
以前も書きましたが銀の個人所蔵はできなくなるかもしれません。
工業分野では銀は不可欠の金属ですし、故に血眼になって価格を抑えてきた勢力があります。ただその勢力が滅びようとしていますし、通貨制度のバックアップとしては銀よりも金がさらに重要であると思います。
銀は工業用に確保されてもいいのかもしれません。
ただ、その前に個人の銀を公用のものにするためには恐ろしい価格上昇が発生しなければいけないでしょう。
銀は1000ドルという価格になっても全くおかしくはありません。