古代ギリシャ 紀元前252-250年 アルシノエ2世 オクトドラクマ金貨 ムナイエイオン NGC Ch AU, Strike: 5/5, Surface: 4/5 オークション
オークション日：2024年1月14-15日
開始価格：10,000ドル

エジプトのプトレマイオス朝王。アルシノエ 2 世フィラデルフォス。紀元前 270/268 年に死亡。
プトレマイオス 2 世の治世下、紀元前 252/1-250/49 年頃に鋳造されました。

表面：神格化されたアルシノエ2世。雄羊の角を持ち、ヴェールとステファヌを身につけた右向き頭部です。
冠をつけたステファンとアモンの角を身につけ、蓮のような笏を奥の肩に乗せています。
頭の左にKが刻まれています。
裏面：「APΣINOHΣ-ΦIΛAΔEΛΦOY」と刻印さえています。
リボン（フィレット）で束ねられた二重のコルヌコピア(豊穣の角)にはピラミッド型のケーキやザクロなどの果物が入っており、
それぞれの角の縁にはブドウの房がぶら下がっています。

プトレマイオス 1 世とベレニケ 1 世の娘であるアルシノエ 2 世は、紀元前 316 年に生まれました。
彼女は 15 歳のときにトラキアのリュシマコスと結婚し、その後、残忍な異母兄弟であるプトレマイオス ケラウノスと結婚しました。
彼女はプトレマイオス2世に対して陰謀を企て、紀元前280年頃、同腹の弟である
プトレマイオス2世が統治するエジプトに逃れることを余儀なくされました。
彼女の美貌、魅力、知性はプトレマイオスを完全に魅了し、前妻を反逆罪で排除した後、
アルシノエはおそらく紀元前276年頃に彼女の弟と結婚しました。
兄弟結婚はエジプト王族の間では伝統でしたが、ギリシャ人の間では神々の間でのみ知られていました。
そのため、彼らの結婚は支配者を神として崇拝するという概念を前進させたのです。
無節操ではあったが、アルシノエはエジプトの外交を担当し、有能な女王および共同支配者であることを証明しました。
紀元前270年または268年の彼女の死は、彼女が完全に神格化され、
ベールをかぶった彼女の肖像が描かれた金貨と銀貨が大量に流通したことで特徴づけられました。
ベールからわずかに見えている雄羊の角は、彼女の神格化をさらに象徴しており、
神格化されたアレクサンダーの像に描かれたアモンの角を彷彿とさせます。

28 mm、27.73 g、11h

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