神聖ローマ帝国レオポルト1世時1657-1705年サルバトーレメダル6ダカット


私も初めて目にする17世紀のサルバトーレメダルがオークションに出ています。
サルバトーレメダルはこのところ急激に価格が上がってしまって、2年で倍ほどの
値段になってしまいました。私も数枚お世話しましたがよかったなと思います。
それらは下の段のキリストが左を向いているもの、コンラッドランゲの作で
18世紀のものです。
後期のものはハプスブルク家の紋章である双頭の鷲が上空に描かれています。
神聖ローマ帝国は1806年に消滅したので、それ以降のハプスブルクは双頭の鷲を使っています。
今日ご紹介するのはイエスが右を向いているもの、表情は後期のものとよく似ていて
レオナルド ダ ヴィンチが描くキリストの顔にそっくりなので、ダ ヴィンチのデザインが
引き継がれていたのだろうと思います。
そしてもう片面は、三角の太陽に目が入っているフリーメーソンのマーク
これがウイーンの町並みを照らしていて国家の中枢がフリーメーソンであったという
明確な印になります。
後期のランゲのものより150年ほど遡ろうかという時の6ダカットゴールドメダル。
状態もvz/stglとありますのでかなりいい方ではないでしょうか?
ちょっと欲しくなってきましたね〜。