雲上の女神と呼ばれるオーストリア1908年100コロナ金貨
最近、少し忘れられた感がありますので、久しぶりに取り上げました。
オーストリア皇帝のフランツ ヨーゼフの右向きの肖像と、雲に乗った女神を
描いたこのコインは、ヨーゼフの戴冠60年を記念して1908年に発行されました。
禿頭のヨーゼフの肖像は特に珍しいものではありませんが、裏面の女神、
ヨーゼフの奥方シシィを描いたと思われる面の方が、とても印象深いでしょう。
ヨーゼフの母親との嫁、姑の関係や、宮廷のしきたりに反発したシシィに対する
愛情はシーソーの片一方のように、常にヨーゼフは彼女に焦がれていたと思います。
当時のヨーロッパで一番の美貌と言われたシシィ、皇妃エリザベート。
現在でもウイーンの観光の最大の担い手としても存在感があります。
この個体は、今週のオークションに出されているものでプルーフライクの説明があります。
また、近いうちに人気が再燃すると思いますので、いまが仕入れどきかもしれません。