古代ローマ AD163-164年 ルキウス・ウェルス アウレウス金貨
表面:ルキウス・ウエルスの右胸像。
刻印【·L·VERVS ΛVG ΛRMENIΛCVS】
裏面:壇上に座るルキウス・ウェルスが、アルメニア王ソハエマスに王冠を授けているシーンが描かれています。
ルキウスの両側には将校と兵士。
刻印【TR P IIII IMP II COS II / REX ΛRMEN DΛT】
直径19.30mm、重量7.27g
ローマミント。
ルキウス・ウェルスはローマ帝国のネルウァ=アントニヌス朝の皇帝の1人で、マルクス・アウレウス・アントニヌスと共に統治した共同皇帝です。
在位161年〜169年でした。
2人はアントニヌス・ピウスの養子で、彼の死後皇帝位を継承しました。
アウレウス金貨は古代ローマの貨幣で、金で作られた最高位の通貨でした。
紀元前1世紀後半に流通が始まり、3世紀後半まで発行されました。
アウレウス金貨の特徴として、一般的には表面に皇帝の肖像が描かれ、その下部には神々やローマの象徴が描かれることが多かったようです。
こちらはほとんど流通していなかったのでしょうか。
造幣局の光沢が見られるほど美しい輝きを残しています。
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