アメリカ2001年ケロッグ50ドル金貨リストライク NGC PF70UCAM
ケロッグ社はゴールドラッシュによるアメリカの金貨需要の増大に伴い 民間としてコインを製造できる許可を(その当時の事情で)持っていました。
20ドル金貨の需要に追い付かないのもあり、同じデザインでケロッグ社の作った 50ドル金貨のオリジナルがお問い合わせのものと同じデザインです。
オリジナルは1855年銘で現存数は14枚と言われております。
当時は金貨や金塊は西海岸から船で東海岸(ニューヨークなど)へ運ばれておりましたが、 運送用の蒸気船は嵐には弱く、運んでいたセントラルアメリカ号も海の藻屑になりました。
130年経ってその積み荷が発見され引き上げられた中に、ケロッグ&ハンバート社のインゴットが あり、それを使って作られたのがこの50ドルリストライク金貨です。
5000枚作られたということです。
全てPCGSに持ち込まれたためPCGSのみがこのケロッグ50ドルを鑑定しています。
しかしこれはNGCのPF70UCAMです。
SS Central America (SSはスティームシップ、蒸気船)という 但書がついております。
通常のリバティ20ドルプルーフは60〜61 クラスで1000万円以上の相場に対し、 こちらはそれより2回りほど大きくしかもリバティのプルーフですので 見栄えもよく、私も好きなコインです。
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