イギリス コモンウェルス1651年20シリングユナイト金貨PCGS MS62最高鑑定
表面:左イングランド紋章(セント・ジョージ・クロス)と右アイルランドの紋章(ハープ)。
刻印【GOD · WITH · VS ·1651】
【XX】は20シリングを表しています。
裏面:月桂樹に囲まれたイングランド紋章(セント・ジョージ・クロス)、上部にミントマークの太陽。
刻印【THE COMMONWEALTH OF ENGLAND】
重量約8.89g、発行はロンドン。
チャールズ1世とチャールズ2世の間に、英国が共和国であった短い期間の金貨です。
正統王家ではない政権を意味するこの金貨は、1660年にチャールズ2世が王政復古した後、使用も所有も禁じられ、共和政時代の排斥すべき貨幣として取締り対象となりました。
しかしながら、反王政組織もわずかに残存しており、ユナイト金貨は、クロムウェル支持を密かに示す「秘密証」として用いられたと言われています。
その後、そのほとんどが回収され溶解されているため、とても稀少な金貨でございます。
現存するユナイト金貨は、17世紀の革命時代の中、このような経緯を辿って、秘かに隠され、わずかながら保管されて受け継がれてきたものかも知れません。
PCGSによる総鑑定数は8枚のみ。
こちらはトップグレードにあたる稀少な1枚です。