オーストリア ザルツブルク1668年5ダカット金貨 NGC M62 最高鑑定
大司教のマクシミリアン・ガンドルフの治世に発行された5ダカット金貨のご紹介です。
表面:聖ルパートと聖バージル、ザルツブルク大聖堂。
聖人ルパートは塩の貯蔵庫と杖を持ち(左)、聖人バージルは杖を持ち(右)、お互い向き合い着座しています。
右下にザルツブルク大聖堂が描かれています。
刻印【* SS : RVDBERTVS • ET • VIRGILIVS • PATRONI • SALISBVRGENSES •】
裏面:紋章
刻印【MAXIMIL : GANDOLPH9 D : G : ARCHIEPS : SALISBVRG : SED : AP ° LEG : S : R : I : PR 】
重量17.16g。
同じデザインの金貨が、44ダカット、25ダカット、20、15、12ダカットさらに9、8、7、6、5、4、3ダカットが存在しており、とても人気が高い金貨です。
現オーストリアのザルツブルグは司教区として独自の発展を遂げた事で知られるキリスト教の影響下にある都市でした。
主な産業は岩塩から抽出される塩でした。
ドイツ語で塩を意味すするザルツと本来砦を意味したブルグとでザルツブルグ、塩の街という意味です。
とてもシャープで繊細なデザインに目を惹かれる1枚です。
NGCによる総鑑定数は6枚のみ。
こちらはその中の稀少な1枚で、最高鑑定のMS62が付けられています。
1100万円でのお取り寄せでございます。