古代ローマ151〜152年アントニヌス帝アウレウス金貨NGC Ch. MS打刻状態5/5 表面状態5/5 Fine Style
第15代ローマ皇帝アントニヌス・ピウスのアウレウス金貨をご紹介させていただきます。
表面:アントニヌス帝の左頭像。
刻印【ANTONINVS AVG PIVS P P TR P XV】
日本語訳:アントニヌス帝 敬虔な国父 護民官権限の保持15回目
裏面:アントニヌス帝の左立像。
刻印【COS IIII】
日本語訳:執政官四回目
在位は138〜161年。
初代皇帝アウグストゥスに次いで、最も長い23年間ローマを統治した皇帝です。
アントニヌス帝はローマ史上最も尊敬された皇帝としても名高く、温厚篤実で悪い評価のない皇帝としても知られています
子どもがいなかったハドリアヌス帝から後継者に任命され、ハドリアヌス帝の死後、51歳という当時としては高齢で皇帝に即位しました。
ハドリアヌス帝とは反対に、アントニヌス帝は統治期間中ほとんど旅に出ることはせずローマで過ごしました。
また争い事が嫌いだったのか、帝国軍とは一貫して距離を置き、アントニヌス帝の長い治世で大規模な軍事遠征が行われた記録は一切残っていません。
元老院は彼を「最良の君主(オプティムス・プリンケプス)」と呼び、死後ピウスの添え名をつけて呼ばれるようになりました。