イギリス1422-1430年ヘンリー6世ノーブル金貨PCGS MS64 最高鑑定
ランカスター朝、最後のイングランド王 ヘンリー6世ノーブル金貨のご紹介でございます。
ヘンリー6世治世の下、1422年〜1430年の間に鋳造されました。
ハンマー金貨とも呼ばれ、職人の手仕事が感じられる稀少な中世金貨でございます。
表面:剣と盾を持ち船に乗ったヘンリー6世の肖像。
裏面:ヘンリーの【h】を中央に十字架、ライオンと王冠がデザインされています。
直径:約34mm、重量6.95g、ロンドンミント。
ヘンリー6世は、父(ヘンリー5世)の死により1422年、生後9ヶ月でイングランド王に、2ヶ月後には母方の祖父であるシャルル6世の死によりフランス王位を継ぎました。
ヘンリー6世は、薔薇戦争やシェイクスピアの史劇「リチャード三世」で有名ですが、他にもイートン校とケンブリッジ大学キングス・カレッジの設立を完成させ、後世まで残る業績として讃えられています。
PCGSによりMS64の評価を得ており、こちらはトップグレードとなります。
528万円でのお取り寄せでございます。
ノーブル金貨とは・・・
ノーブル(Noble)金貨は、イギリスで初めて本格的に製造された「法定金貨」。
1344年にエドワード3世がフロリン金貨に代えて作らせました。
価値は1ノーブル=6シリング8ペンス、のちには1ノーブル=8シリング4ペンスの価値に変更されます。
新金貨の発行により国内の混乱を抑えることを目的としたと言われています。