金融暴落は続く 今こそ金を買いなさい 世界値段は金1g=1.2万円 副島隆彦 著
副島氏の新刊が出たので読んでみました。ほとんど氏の著作は読んでいて、ずっと金の現物を買いなさい、というメッセージは20年以上変わっておりません。今回の見出しにもあるように金1g=1.2万円という日本の金価格よりも4000円高い数字が書いてあります。これはロシア中央銀行が世界に対してその価格で買い取る、ということを発表しているということです。既にBRICSは金に裏打ちされた通貨での取引になっています。今回のウクライナもEU諸国がロシアを制裁したブーメランが自分に直撃し、今から迎える本格的な寒さに対してロシアの天然ガスを輸入禁止にしたことが、自分の首を締める結果になり大勢の人が凍え死ぬ、ということも予想されます。ロシアはルーブルでだったら売っても良い、という態度を示したので、EU内でもコソッとルーブルで支払ってガス輸入している国が増えています。ルーブルは金に裏打ちされた通貨なので既にアメリカドルやユーロといった通貨が通用しません。BRICSにも加盟希望國がどんどん入ってきました。近いうちにドルやユーロなど各国中央銀行が何の担保もなしに摺り散らかした(副島氏の言葉)が紙屑になってしまうかもしれません。本の内容は他にアメリカ不動産のバブルがはじけ、リーマンショックを遥かに上回る激震によって不動産、株価の暴落が2024年には来る、ということなどが書いてあります。氏の情報ソースはそれでも世界のメインストリーム(DSの傘下)からのものが多いですが、Telegramやメインから外れたものの情報、時々お知らせしているJUDY NOTEとは少し見方が違っているように感じます。それでも金や銀の現物を用意しておくことは今最も重要なことだと思います。特に銀はイーロンマスクのスターリンク、テスラなどの事業で最も重要でかつ大量に消費する、ということが明らかになっていますし、COMEXの銀現物在庫がカラになった、ということも聞こえてきます。銀も金も価格が上がらないのはアメリカFRBとモルガン・スタンレーが担保もないのにドルを守るためにレバレッジをかけてうり浴びせている(空売り)から、ということも氏は指摘しています。その詐欺のようなやり口が通用しなくなった時に金銀の暴騰が待っています。今は1オンス1800ドルの金、25ドルの銀が一晩で10000ドル、5000ドルというように弾かれたように上がっていく日が近づいていると思われてワクワクしています。どうぞ、ご自分でも納得のいくように調べられて、来る日に備えてください。