イギリス1902年エドワード7世5ポンド金貨NGC PF61マット
非常に稀少なエドワード7世のマットプルーフ5ポンド金貨のご紹介です。
表面：エドワード7世の右頭像。
エドワード7世の首元に【De S.】の刻印。
刻印【EDWARDVS VII DEI GRA: BRITT: OMN: REX FID: DEF: IND: IMP:】
裏面：セントジョージと竜退治。
コイン右下に【B.P.】の刻印。
刻印【1902】
母、ヴィクトリア女王の在位が長かったため、長い皇太子の時期を経て59歳で即位。
1901年～1910年まで在位。
在位期間が短かったため、エドワード7世のコインは種類も数も少なく、大変希少です。
語学力に優れ、ドイツ語やフランス語を話すことができたため1852年の初外遊でフランスを訪れた際には、当時のフランス皇帝ナポレオン3世に大変可愛がってもらい、同行した馬車の中で「あなたの子供に生まれたかった」と呟いたというエピソードは有名です。
イギリスと関係が緊張していたロシアとの状況を改善、外交では敵対視していたギリシャ、トルコ、エジプトの3国を、お得意の流暢な語学を活かして仲を取り持つなどピースメーカーとしても活躍します。
エドワード7世5ポンド金貨は、1902年単年度発行のみ。
ミントステイトと呼ばれる通常発行金貨は、35,000枚発行されましたが、27,000枚が溶解され、残りは8,000枚程度。
さらに今回ご紹介のマットプルーフ（艶消し）5ポンド金貨も8.000枚発行で溶解された枚数は不明ですので残存数は少ないと見られます。
いずれも稀少な5ポンド金貨として知られており、市場でも出回ることが少ない為なかなか出会うことができません。
首元、頭部に軽いヘアラインと表面上のマークがありますが、NGCによりPF61の評価を得ています。
98万円でのお取り寄せでございます。