売約済 チリ1751年8エスクードNGC MS62


スペイン王フェルナンド6世統治時代(1746-1759年)にチリで発行された8エスクード金貨のご紹介です。

表:フェルディナント6世の右胸像。
刻印【FERDINANDUS・VI・D・G・HISP・REX・1751】
裏:王冠・紋章・チェーン
刻印【NOMINA MAGNA SEQUOR (Follow the names of the Greats)】
重量: 27グラム
直径:38ミリ
ミント(造幣局)はサンティアゴ。
スペイン王フェリペ5世の死に伴いフェルナンド6世として王位につきました。
即位後はエンセナーダ侯爵やホセ・デ・カルバハール・イ・ランカステルなど有能な家臣に恵まれ、内政では税制、財政の改革、海軍の増強、道路、橋、造船所などの建設など社会のインフラ事業に努め、文化面では王立サン・フェルナンド美術アカデミーの創設や天文台の設置などにも力を入れ、スペインの国力増強に努めました。
外交ではエンセナダが親仏派でカルバハルが親英派であり、2人は激しく争ったそうです。
この政争は1754年にカルバハルが死去、エンセナダが失脚するまで続き、その間フェルナンド6世は中立を堅持し、イギリス、フランス、ポルトガルとの関係を改善しました。
次の首相はアイルランド出身のリカルド・ウォールであり、その出自もあって親英派だったが、フェルナンド6世の治世の間は引き続き中立を維持し、七年戦争の参戦も見送られました。
物事をよく考えてから行動することから慎重王(スペイン語: el Prudente)と呼ばれました。
また1729年には、ポルトガルよりバルバラ・デ・ブラガンサを王妃に迎えます。
チェンバロ奏者だった彼女の影響を受け2人は音楽という共通の趣味で結ばれた仲の良い夫婦となりました。
バルバラの死でフェルナンドは悲嘆に暮れたといわれています。
NGCによりMS62の鑑定が付けられています。
98万円でのお取り寄せできます。https://www.premiumgoldcoin.com/c-item-detail?ic=A000001277