オーストリア1564〜94年(ND)フェルディナント1世ターラー銀貨NGCMS64
表面:フェルディナント1世の右半身像。
右手に笏、左手に剣を持っています。
刻印【FERDINAND: D: G: ARCHID: AVSTRIAE】
裏面:王冠と紋章。
刻印【DVX • BVRGVNDI – COMES • TIROLIS •】
神聖ローマ皇帝フェルディナント1世が描かれたターラー銀貨のご紹介です。
フェルディナント1世は若い時代をスペイン宮廷で過ごし、その食文化を中心とするスペイン宮廷文化をウィーンに伝えようとしたそうです。
1523年には貴族の子女を対象利太ウィーン初の料理学校を設立、宮廷晩餐会の規則も整備しました。
ボヘミアでは王妃アンナのためにプラハ城の北に離宮を建設。
その後ルネサンスが普及、有力貴族たちの宮殿建設やイタリアの文化、学問が広まっていきました。
とても愛情深く、明朗快活であったフェルディナント1世。
フェルディナント1世の死後、彼の死を偲んで発行されたとされるターラー銀貨です。
ターラー銀貨は 大型でありながら非常に細かなディティールが施されており 都市景観や歴代の王と盾の紋章などが有名です。
こちらはターラー銀貨の中でも極めて珍しい16世紀の銀貨です。
非常に細かなデザインでグレードも高く、完成度の高いターラー銀貨です。
MGCにより107枚と数多くの鑑定が付いていますが、トップ2はMS65が2枚、こちらのMS64はトップ2グレード3枚の内の1枚です。
44万円でのお取り寄せでございます。