売約済 ブラジル1725年ジョアン5世 10000レイス金貨PCGS MS62
ポルトガルがスペインと共に覇権国として君臨し、世界を2分していると言われていた時代、ポルトガル王・ジョアン5世統治時代に発行された10000レイス金貨のご紹介です。
ブラジルコインの特徴は①額面が大きい事、そして②必ずポルトガル王の名前が入っている事です。
この10000レイスも例に漏れず、ジョアン5世の名前が入っています。
ミントマークの『M』の文字はポルトガルの繁栄を支えた当時・宝石の鉱山と呼ばれたミナス・ジェイラスを現します。
そしてコインのスラブ銘に記載のある1725Mの【 M 】はその宝石の鉱山・ミナス・ジェイラスから算出されたゴールドを使用し、ミナス・ジェイラスで鋳造されたコインであることを現しています。
デザインの良質さだけでなくポルトガルの繁栄を象徴するとても縁起のいい金貨でもあります。
当時のポルトガルは、植民地ブラジルから出る金とダイヤなどの富を背景に絶対王政を敷き、国費は潤いすぎるほどだったそうです。
表面:紋章の上に王冠。
刻印【IOANNES · V · D · G · PORT · ET · ALG · REX】
裏面:ミナス・ジェライスを示す4つのM。
刻印【IN HOC SIGNO VINCES 1725】
直径33mm、重量約26.8g。
発行は1724年、1725年、1726年、1727年の4年間のみ。
PCGSによりMS62の鑑定を付けられており、トップ3グレードにあたります。
こちらは同じデザインで20000レイス金貨も発行されておりますが、この10000レイスの方が希少性の上ではるかに勝り、20000レイスよりも相場額が高値になっているという、他の金貨では見かけない現象が起こっています。
また10000レイスは人気が高いため、あっという間に市場からも消えてしまいます。
投資型金貨の類ではまさに買いの1枚ではないでしょうか。
118万円でのお取り寄せでございます。
売約済。ありがとうございました。