オーストリア共和国1924年100クローネン金貨 NGC PF65CAM
中世以降のヨーロッパに650年の間君臨したハプスブルク家のオーストリアは第一次世界大戦で消滅しました。
最後の皇帝(実際には最後から2番目)、フランツ ヨーゼフは激動のオーストリアをどうすることもできなかったのです。
それはオーストリアに限らず国王が統治する、という古くから続いたシステムがフランス革命を機に雪崩を打って崩壊することに抗えなかった、ということだと思います。
この100クローネン金貨は1919年〜1934年に存在したオーストリア共和国の通貨として発行されました。
発行年は1923年と1924年の2年のみ、MSとプルーフが出されています。
発行枚数は2,851枚とありますがMS,プルーフ合わせての数字なので希少なコインだと言えます。
この個体はNGC PF65CAMというトップグレードで、当時のオーストリアの国章、皇帝のワシが描かれています。
額面の面のふちには、2,952枚で1kgの金貨とする、という風に書かれています。
重さは33.88g 1kgを2,952で割ると33.8753になりますのであっていますね。
9月のオークションに出ています。
次の記事へ
イギリス1705年アン女王楕円キャストメダル »