金の再評価価格は9147ドルなのか?
FRBのレポートで金の再評価が発露し、以来レイダリオ さんやアンディシェクトマンさんら大物金投資家が15000ドルになる可能性などを矢継ぎ早に投稿しています。
明日ジャクソンホールでアメリカの金利引き下げが決まり、ドル価値や国債の下落などが現実になると、金価格は大幅に上昇するでしょう。
今のところはFRBの理事全員が金利は下げない、ということになっていますが、トランプさんは金利引き下げ、ドル価値低下(ドル紙幣の撲滅)を狙っていますので、下馬評通りには行かないのではないかと思っています。(希望的観測です。)
金は8月21日現在3340ドル/17600円ですが、5倍の15000ドルになればまずアメリカの負債が少しばかり減り利払いも減ることになりますが、根本的な解決にはなりません。
アメリカ借金時計は金1オンス9147ドル、銀1オンス1154ドルと表示しています。(上)
5年後にはそれぞれ12587ドル、1556ドルとしています。
長い間この価格の算出方法がわからなかったのですが、ふと再評価によって決められていたのではないか、と思うようになりました。
金は約3倍、銀は30倍の再評価がなされ、その後5年後には3.76倍/41倍になれば負債を大幅に軽減できます。
アメリカドルを始め紙幣を発行している各国中央銀行も、彼ら自身が最も紙幣制度の終焉を知っているに違いありません。
なぜなら紙幣を発行している国全部が負債を大幅に抱え行き詰まりつつあるからです。
そのため毎年合計1000トン以上の金を購入しています。
アメリカの再評価がなされれば世界の国々が持っている金によって、彼ら自身も消滅から逃れることができる唯一の救済手段であるからです。
私たちが借金時計によって金や銀を売らずに持ってきたのは、金3倍/銀30倍という時計の表示のおかげなのではないかと思います。
金は単に紙幣に変わる購買力という面しかありませんが、銀は工業製品には必要不可欠で、なければ文明は成り立ちません。
しかも供給より需要が多い年が続いています。
銀の1オンス/1000ドルも多いにあるのではないかと思っています。