銀1オンスが1ドル動けば4億オンスは4億ドル


銀はアメリカの戦略で1960年以降安いままにしておく、という国是があり、ハント兄弟の買い占めに対しても、ウオーレンバフェットの買い占めに対しても倒産などで厳しい闇の罰則が取られてきました。ハント兄弟は銀の枯渇や需要が供給を大幅に上円と考え買い占めを行いましたが政府に潰されました。

先日も書きましたが、銀は工業製品にとって不可欠なもので、しかも軍事用にはレーダーやミサイルになくてはならないものです。
トマホークミサイル1発で500オンスの銀が必要です。
500オンスは1オンス500枚でモンスターボックス1箱です。
約16kgほどあります。
このところ銀が上がりそうになると何度も大きな下げに見舞わられられます。
JPモルガン主導で持っていないのに空売りする、というネイキッドショートがその下げの原因であります。
アメリカ政府の一番の銀行なのでなんとしても価格を安く抑えたい、というのが必死で伝わってきます。
30ドルの壁、と言われますが30ドルに近くなると翌朝には1ドル以上下げている、というのが近頃毎晩起こっていました。
昨晩は4億4000万オンスの空売りが浴びせられ、31.2ドルから30.6ドルまで一気に下げました。
しかし今日午後9時には31.36ドルに反発しています。

1オンス1ドル銀が高くなると、空売り組は1ドル損します。
4億4000万オンスでは4億4000万ドル=638億円の損になります。今晩あたりは32ドルになるかもしれない勢いです。30ドル以下で空売りをしていれば1000億円以上の損が出てしまうことになりますね。
今個人の間でもシルバースクイーズと言って銀を少しでも手元に持とう、お札を持って何も買えなくなるより安いうちに銀を手に入れよう、という運動が広がっています。
銀は古代からの本物のお金です。
紙幣を刷ってきた連中が戦争を起こしてきた人たちです。
もう戦争をやめよう、戦争には行きたくない、という人たちもこの運動に関わっています。
アメリカ人は紙幣を刷ってきた連中に戦争に放り込まれ、殺されてきました。
今の紙幣をなくすことで戦争をなくすことができると思っています。