【オークション結果】イギリス 2019年 エリザベス2世 ウナとライオン 5000ポンド金貨 PF 69 ULTRA CAMEO


【オークション結果】イギリス 2019年 エリザベス2世 ウナとライオン 5000ポンド金貨 PF 69 ULTRA CAMEO NGC オークション
オークション日:2024年6月26日
落札価格:39,000英ポンド
日本輸入価格:1,060万円

ウィリアム・ワイオンによる「ウナとライオン」のデザインを記念して発行されました。
5kgゴールドです。

表面:王冠をかぶったエリザベス女王の右向き頭部、 首元にデザイナーのジョディ・クラークのイニシャルJCがあります。
周囲には「ELIZABETH II. D. G. REG. F.D.200PONDS」と刻印されています。
裏面:ライオンを率いるウナに扮したヴィクトリア女王がオーブと笏を持っています。

この巨大なコインは、2019年11月25日に英国王立造幣局から
「The Great Engravers」と題された新しいコレクターシリーズの第一弾として発売されました。
金貨と銀貨の両方を含むこのシリーズは、英国のコイン製造に大きく貢献した
著名な芸術家の作品を紹介することを目的としています。
「The Great Engravers」シリーズに登場するオリジナル・デザインの多くは、貨幣史上の傑作とみなされています。

ウィリアム・ワイオン(1795~1851)による象徴的な「ウナとライオン」のデザインは、
1839年の5ポンド金貨のために考案されたもので、
エドモンド・スペンサーの叙事詩「フェアリー・クイーン」にインスパイアされました。
1590年にエリザベス1世を讃えるために発表されたこの詩において、
ウナは「真の教会」の擬人化であり、真理の代表でもあります。
両親をドラゴンから解放するためにレッドクロス騎士と旅する途中、
彼女はその美しさと誠実さによってライオンを手なずけます。
ライオンはその後、守護者として、また忠実な下僕として彼女とともに旅を続けます。
ワイオンは、王冠をかぶり、オーブを手にした若きヴィクトリア女王のようなウナ姫を見事に描き出し、
彼女の守護者であるライオンを、イングランドを象徴する笏で優しく導いています。
「DIRIGE DEUS GRESSUS MEOS」という凡例は詩篇118篇から取られたもので、
「神が私の歩みを導かれますように」と訳されています。
「ウナとライオン」は、おそらくすべての英国コインの種類の中で最も認知度が高く、切望されているものです。

2019年の「ウナとライオン・シリーズ」は、5000ポンド(金、5キロ)、2000ポンド(金、2キロ)、
1000ポンド(金、1キロ)、500ポンド(金、5オンス)、
200ポンド(金、2オンス)、そして5ポンド(銀、2オンス)の額面で発行されました。
この息をのむような5000ポンド2019年版は唯一無二の存在です。

40 mm、62.42 g