オーストリア1908年100コロナ金貨 雲上の女神NGC PF62
表面:右向きのフランツ・ヨーゼフ1世。
刻印【FRANC·IOS·I·D·G·IMP·AVSTR·REX BOH·GAL·ILL·ETC·ET AP·REX HUNG】
裏面:雲上の女神像
刻印【1848 1908 100 COR · DVODECIM LVSTRIS / GLORIOSE PERACTIS】
フランツ・ヨーゼフ1世の在位60年を記念して発行された100コロナ金貨、通称「雲上の女神」のご紹介でございます。
重量約33.8g、直径約37mm、発行は1908年の単年度のみ。
非常に人気の高い金貨なので、ご存知の方も多くいらっしゃると思います。
裏側には最愛の妻エリザベートをモデルとした女神が、雲上から皇帝に祝意を示す様が描かれています。
デザインはRudolf Marschall氏とRudolf Neuberger氏によるものです。
エリザベートは60歳の時、旅行先のスイスで無政府主義者にナイフで暗殺されてしまい、残されたヨーゼフは悲しみに打ちひしがれ、このコインを作った、という逸話があります。
そういった少し哀しい物語性に加えて、祝福・栄光を感じる縁起がいい図柄なこともあってでしょうか。
国内外問わず、コイン収集家から絶大の人気を誇るデザインでございます。
NGCによりPF62の評価がつけられています。
548万円でのお取り寄せでございます。