銀価格が上がってきています。1g / 132.44円


グラフは三菱マテリアルさんの銀価格の海外/国内価格の推移です。
1g/132円を超えてきて、最近の高値を更新中です。
銀は1980年のハント兄弟の買い占めにより1オンス50ドル強までいきましたが、当局の先物規制で11ドルまで暴落し、彼らは破産しました。
その時の国内価格は1g/366円でした。当時の為替は225円ほどでした。
また1996年にウォーレンバフェットが買い占めを画策しています。
当時の銀価格は1オンス/5〜6ドルでしたので今の4分の1ほどの価格でした。
ハント兄弟もバフェット氏も共通するのは、銀の供給量や産出量が少ないのに目をつけて、買い占めできると踏んだところでしょう。
その時から40年ほどが経っていて、当時より銀の用途は比べ物にならないくらいに増えています。
軍事用で言えばミサイル、レーダー、通信機器など銀がなければただの鉄屑となるものや、ソーラー、一般の電子機器、自動車など。
採掘量に比べると、枯渇状態と言われます。
加えて銀価格に見合わない採掘価格のために創業を停止しているメキシコなど、先行きは暗い状態です。
さらにハザリアンマフィアの錬金術、中央銀行でお札をするというマヤカシが終焉しました。
金銀にバックアップされたBRICSの貿易は既に世界の70%以上を占めています。
ドイツや日本、イギリスもドルでは買えないので裏ではBRICSに通用する支払いをせざるを得ません。
ハント兄弟やバフェット氏がなし得なかった銀の高騰が中央銀行の破綻という当時では全く予想さえできなかった事態によって叶えられようとしています。
相変わらずメディアはそのことを伝えません。
またもし言おうものなら人々は現金を銀行から出金し銀に変えようとするときに、出金できないという取り付け騒ぎが起こる可能性があります。
人々はパソコン上の表示によって自分のお金の量を思っていますが、それらが出金できなくなった瞬間に貯金がゼロということを思い知るでしょう。
ロバート清崎が言うように金銀は同価格になり、将来は1オンス/60000ドル ということを夢と笑うのか、ひょっとしたらあるかもしれないと思うのかは人の判断です。
まだ1オンスが4200円前後(コインは5000円ほど)です。
この5000円が60000ドル(900万円)と1800倍になるのかは、時間が教えてくれるでしょう。