古代ローマ148〜149年アントニヌス帝アウレウス金貨NGC Ch. MS打刻状態5/5表面状態4/5
表面:アントニヌス帝の右頭像。
刻印【ANTONINVS AVG – PIVS P P TR P XII】
裏面:秤とコルヌコピアを持ったエクイテス。
刻印【COS IIII】
重量7.27gm。
アントニヌス帝は138~161年に在位した第15代ローマ皇帝です。
五賢帝の一人で、軍事とは距離を置き平穏を維持した人物として知られています。
アントニヌス・ピウスの名で知られているアントニヌス帝ですが、彼の死後ピウスの添え名をつけて呼ばれるようになりました。
コルヌピアとは、古代ギリシア・ローマ世界において、食べ物と豊かさの象徴として用いられた角のイメージです。
ラテン語のコルヌ(角)とコピア(豊かさ)に由来します。
コルヌ・コピア、コーニュコピアとも呼ばれます。
西アジアやヨーロッパでは、収穫したばかりの食材を入れて運ぶために、伝統的にこの形のバスケットやパニエが使われていました。
エクイテスは、古代ローマ共和制時代末期に誕生した人々です。
従来の貴族・新貴族からなる元老院議員層に対し、徴税請負人などとなって富を蓄えた新興富裕層を騎士(エクイテス)と呼びました。
彼らは平民派の基盤となり、さらにローマ帝政の元首政を支える存在となっていきます。
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