一昨日よりアメリカのオークションに数枚入札しておりました。ウイリアム3世ファインワークMS63、アン女王の5ギニーAU58、同じくアン女王1702年クラウン銀貨ヴィーゴMS63、それから同じくアン女王の1702年戴冠金メダルMS63、アン女王のユトレヒト金メダルMS61、それにヴィクトリアの大型金メダル3枚などです。
結果は惨憺たるもので1枚も落札できませんでした。
アンの5ギニーはAU58ながら1750万円、クラウン銀貨ヴィーゴはまだ結果が出ておりませんがすでに800万円近く、アン戴冠金メダルMS63は一番欲しかったものですが、予算の数倍、920万円ほどの落札でした。
ヴィクトリアも全く取れませんでした。
ジョージ4世の戴冠金メダルPF62がどのくらいか気になっていました。サイトにもあげていますがMS62を持っております。
結果は26400ドル、輸入価格400万円オーバーとなりました。
いずれもそんなに弱気の価格で入札してはいないのですが、世界の需要は圧倒的に強くいつも悔しい思いをいたします。
これほど高くなったのでもう無理だろう、と思った価格が次回、次次回のオークションではいとも簡単に超えられてしまいます。
年間では100枚以上はいつも入札していますのでアンティークコイン の価格には私たち業者が最も驚きであり、敏感になっています。
こんなに高くなって次にどなたかが欲しいと思うのだろうか？という出口をいつも考えながら挑戦するのですが、そういった懸念は全く持つ必要がない、というのが希少なコインの特徴であります。
今回もグレードの高いもの、価格の高いものがより高くで落札された、ということを痛感いたしました。