オークション日：2022年6月22日〜24日
開始価格：4,000ユーロ
1679年、J.レテまたはその息子ヨハン・レテケによる、 ピンネベルク和議での1/2バンクポルトガレーザー（＝5ドゥカット）金貨です。
表面：左手に棕櫚（シュロ：ヤシ科の樹木）の枝を持ち、右手を上げた平和の女神が雲間に立っています。 足元に積み重ねられているのは武器。上にはエホバの名が輝いています。
裏面：「善/親切：Güte」と「誠実：Treue」とを擬人化したものが、棕櫚と月桂樹の枝を持って抱き合い、 口付けして雲間にたっています。 下に横たわっているのは「嫉妬：Neid」を同じく擬人化したもの。 40.33mm、17.31g。 ピンネベルク和議は1679年に、デンマークとハンブルクの間で取り交わされました。 ハンブルクがデンマーク主権から自らを解放しようとしたもので、この和議により短期間の休戦となりました。 ハンブルクは、差し迫ったデンマーク王クリスチャン5世の包囲を回避するために22万ターラーを支払い、 「王に最も従順に献身する」ことを約束しました。 その見返りとして、デンマークは「ハンブルクを商業的に、従来の権利、特権、自由を損なわずに残す」ことを約束したのです。 ハンブルクでは、11月9日に「この明らかに欺瞞的な平和のために」感謝祭が行われました。 代理入札を承ります。