ヨーロッパの女帝というより、ヨーロッパの母というべきでしょうか、マリアテレジア。
彼女のとても大きな、絵柄が素晴らしいメダルです。
この肖像は彼女の45歳の時のもので、軍が宮廷の元に置かれ、以後オーストリアの
軍事力が強くなっていったターニングポイントのものです。
博物館発行のマリアテレジアメダルの本から写させてもらいました。
展示は片側しか見せられないので、裏側を見れることは本の良いところです。
彼女のコインは発行されていますが、絵柄が今ひとつ良くないです。
メダルの方は素晴らしい彫刻で脂の乗り切った時期の堂々とした表情が見て取れます。
裏面は女王にかしずく人たちの様子が描かれていまして、宮廷が軍を取り仕切った瞬間です。
直径は61mm、重さは記載はなかったのですが50ダカットほどでしょうか？