金や銀に働いていただく
金価格は昨日2月20日、過去最高価格を突破しました。
1オンス2,954ドルを超え、3,000ドルに向かっているところです。
昔、お金の価値が高かった頃は預貯金で10%近い金利がついていました。
10年間郵便局に預けていれば、2倍になっていました。
お金が働いてくれて、自動的に増殖していた時代がありました。
紙幣の難点はいくらでも印刷ができるということで、これをやるとインフレになります。
量的緩和などと都合の良い言葉を操って、紙幣を印刷してきました。
昨今は量的緩和は間違っていた、と実行した側が言い始めています。
さてこれからはお札ではなく金や銀に働いていただく時間になるのではないでしょうか?
グラフは10年前からの金の推移です。
グラフの左の最も低いところは2015年12月です。
1オンス1,045ドルが最もひくい金額でした。
10年経って昨日の2,954ドルは238%、約3倍の価値になっています。
当時、アメリカドルは1ドル/121円でしたので円換算すると、1グラム4,425円ほど、現在は15,600円ほどですので352%、3.5倍以上になっています。
お札をそのまま10年間銀行などに預けていたら、ほとんど利息はつかず、100万円が101万円、金に換えていたら352万円になっています。
裏付けのないお札の印刷制度の終焉が間近に迫っていることが、金銀の価値の上昇のエンジンであります。
全世界の国々が争って金銀を購入し増やし続けている、というのが何よりの証拠になります。
金銀はまだまだ上昇すると思っていて間違いはないでしょう。