売約済 フランス1767年ルイ15世2ルイドール金貨NGC MS62

表面:ルイ15世の左頭像。頭にリボン。

裏面:紋章と王冠、下にミントマークのR。

オルレアンミント、直径約28mm、重量約16g。

NGCにより1767年R銘は5枚のみしか鑑定されておらず、その中でもトップグレードのMS62の評価を得ています。

 

ルイ14世の死後、曾孫(ひまご)であるルイ15世が5歳で即位しました。

まさに玉の肌、容姿端麗で、歴代のフランス王で一番と讃えられる程であったそうです。

ルイ14世の治世末期から国家財政が苦しかったのですが、ルイ15世の政策はさらに拍車をかけてしまいました。

フランス革命の原因の一つと言われています。

 

絶対王政を確立しベルサイユ宮殿を造った「太陽王」と称えられたルイ14世。

フランス革命によりその終わりの象徴としてギロチン台に立ったルイ16世。

16世紀末~18世紀末にかけてフランスを統治したブルボン朝の2大メジャーに挟まれていまいち印象が薄い気もするルイ15世ですが前述のとおりかなりの美形だったと知られていて、現在でも肖像画などからはその美しさが伝わってきます。

また当時としては珍しく公然と愛人を寵姫として宮廷に囲うようになります。

数々の寵姫の中で最も有名なのが映画や小説にもよく出てくる「ポンパドール夫人」です。

彼女は美貌だけでなく、機知や教養にも優れており1745年に公妾の座に着くと、政治に興味のないルイ15世に変わって権勢を振るうようになり国政にも強い影響力を発揮、ヴォルテーユやモンテスキューなど知識人の活動を保護するなど文化の発展・洗練にも大きく貢献しました。

 

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