オーストリアを代表する100シリング金貨のご紹介です。

第二次世界大戦前、第一共和政時代の金貨です。

表面：オーストリア共和国の国章である鷲。

刻印【REPUBLICA OSTERREICH】

裏面：【100SCHILLING】と【1926】の刻印。

直径約33.2 mm、重量約23.52g。

鷲のデザインがとても印象的なこちらの100シリング金貨は、1926年から1934年の間、発行されました。

すべてプルーフライクとして打たれており、裏表共に鏡面仕上げとなっています。

発行枚数は1933年の約4700枚、1934年の約9400枚の2年銘が少なく、逆に1931年は約10万枚と多く発行されている年もあります。

デザインは非常にシンプルですがデザイン性が高く、デザイナーはAmoid Hartig氏です。

NGCによりPL62CAMEOの評価を得ています。

58万円でのお取り寄せでございます。

シリング金貨とは・・・。

「シリング」はユーロ導入前のイギリス、アイルランド、オーストリアの通貨制度において補助通貨単位として使用されていました。

シリングは1ポンドの20分の1の価値であり、1シリングは100セントになります。

オーストリアでは特に多種類の「シリング金貨」が発行されてきました

「バーベンベルク家1000年期1000シリング金貨」、「ウィーン・ハーモニー2000シリング金貨」などはとても有名です。