イギリス1838年ヴィクトリア戴冠ゴールドメダルPCGS SP61

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セントジョージと竜退治で有名なベネディット・ピストルッチ氏の大作メダルのご紹介です。

1838年6月、ウエストミンスター寺院での戴冠式を行ったヴィクトリア女王のロイヤルミントの公式戴冠記念メダル。

ヴィクトリア女王の肖像の中でも最も気品があり、稀少なメダルのうちの1つと言われています。

プラチナ、金、銀、青銅の4種のメタルが発行されています。

 

表面:ヤングヴィクトリアの左頭像。

18歳の若きヴィクトリア女王の左向きの肖像です。

女王に即位したばかりの凛とした表情、シャープなお顔立ちが美しく表現されています。

刻印【VICTORIA D G BRITANNIARUM REGINA F D】

裏面:メダル右部にヴィクトリア女王は英国王室のシンボルであるライオンを従えて着座しており、手にはセプターとオーブを持っています。

左部に描かれたブリタニア、スコッティア、ヒベルニアはヴィクトリア女王に王冠を手渡そうとしています。

刻印【INAUGURATA / DIE JUNII XXVIII / MDCCCXXXVIII】

直径約36.5mm、重量約31.16g。

発行は1369枚とされていますが、400枚は貴族へ、540枚は下院議員へ、50枚は大使などへ、295枚は英国王室の手元へとそれぞれ贈られたため、現存数は僅かだと言えるでしょう。

またさらに良い状態で残っているものが少ないため、市場にもなかなか出て参りません。

 

メダルは独特の彫りの深さや立体感、浮かび上がるようなデザインが特徴で、コインとは全く異なる楽しみがございます。

 

PCGSによりSP61の評価を得ています。