ヴィクトリア女王のコロネット


イギリス ヴィクトリア アルバート博物館にはティアラやコロネット、ブレスレット、イヤリングなどのヨーロッパの女王や貴族たちが身につけたものが多数展示されています。
大英博物館は古代からの展示が中心ですが、このヴィクトリア アルバート博物館はより近代のものが多く、こういった宝飾品や大理石の彫像、ステンドグラス、映画の衣装、鉄製の門扉などの意匠が息をのむほどに展示されていて、個人的にはこちらの方が見がいがあるように思います。
このコロネット(宝冠)はヴィクトリアが身につけたもので、彼女の最愛の夫アルバートを1861年に失くし失意のまま5年間は人前にも出ませんでした。
1866年2月にウインザー公のセレモニーのために久しぶりに顔を出したヴィクトリアが身につけていたコロネットです。
これはアルバートが彼女のためにデザインしたもので愛の象徴であると言われています。
本を読むヴィクトリアの頭上にこのコロネットが輝いています。